「疲れの感じ方」スパニストが知っておきたいホルモンの仕組み

本日は、「疲れの感じ方」について、スパニストが知っておきたいホルモンの仕組みをお伝えします。

ヘッドスパは単なるヘアケア・頭皮ケア・そして癒しのリラクゼーションではなく、脳と自律神経に働きかけて「疲れの感じ方」そのものを変える力があります。

施術を受けたお客様が「頭が軽くなった」「視界が明るくなった」「気持ちが楽になった」とよく言われるのは、実はホルモンが大きく関わっています。

まず、心地よいタッチは脳内でβエンドルフィンを増やし、痛みや疲労感をやわらげます。

いわゆる“脳内麻薬”とも呼ばれるほど強い鎮痛・多幸作用があり、施術後のスッキリ感につながる重要なホルモンです。

また、リズムのある一定の刺激はセロトニンを活性化し、自律神経を整え、メンタルの疲れを軽減します。

セロトニンは夜になると睡眠ホルモン・メラトニンへ変換されるため、質の良い睡眠を促し、翌日の疲労回復にもつながります。

さらに、安心感を高めるオキシトシンもタッチケアで分泌が増えます。

信頼できるセラピストの手に触れられるだけで、心拍・呼吸が整い、ストレスによる疲労が軽減されることがわかっています。

「ただ触れられているだけで落ち着く」という声が多いのは、まさにこのホルモンの働きによるものです。

これらの変化は、技術を学び続けるスパニストにとって大きな励みになります。

施術の一つ一つが、お客様のホルモンバランスに直接働きかけ、日常生活の質まで変える可能性があるということです。

あなたの手の温度、圧、呼吸のリズムが、お客様の心と体を回復へ導いています。

学び始めたばかりの方も、すでに現場に立っている卒業生も、このホルモンの仕組みを理解することで、施術への自信がさらに深まるはずです。

タッチケアは“癒し”を超えた、科学的に裏付けられたアプローチです。

今日の一回の施術が、誰かの明日の元気につながります。あなたの技術には、その力があります。

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この記事の執筆者

ヘッドスパ専門店atama代表
江口 征次
インスタグラム大阪会場

  • ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
  • Head Life(ヘッドライフ)代表
  • 一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
  • 株式会社ヘッドクリック 代表取締役
  • 頭ほぐし専門店atama代表
  • ヘッドスパ専門店atama代表

【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990

ドライヘッドスパおよびヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開講。
以来、日本全国はもちろん、海外からも多くの受講生が訪れる人気のヘッドスパ・ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
また、美容師であり店長の西口まき氏と共同で、日本初の「整体ヘッドスパ」を考案し、国内外の美容師・理容師に指導を行っている。

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