成長ホルモンを促す整体ヘッドスパで快眠と美容をサポート
美容院や理容院でも、“癒し”を超えた効果を求めて整体法を取り入れたヘッドスパを導入するサロンが増えています。
その背景にあるのが、「脳のゴミ処理機構」と呼ばれるグリンパティックシステム(Glymphatic System)の存在です。
これは2013年に科学誌『サイエンス』で発表された、脳内の老廃物を排出する仕組み。
特に睡眠中に活発に働き、脳の代謝物を洗い流すことで、快眠と脳機能の回復を支えています。
つまり「眠り」は、脳の“クリーニング時間”といえるのです。
ヘッドスパでは、頭皮・首・肩をゆるめることで脳脊髄液(CSF)の流れを促す可能性があり、この流れがスムーズになるとグリンパティックシステムが活性化し、深い睡眠につながります。
結果として、自律神経の安定・ホルモンバランスの調整・内臓リズムの改善といった好循環が生まれます。
特に注目したいのが、便秘改善や成長ホルモン分泌との関係です。
質の高い睡眠は腸の働きを整え、排出リズムをスムーズにする効果が期待されます。
また、睡眠中に分泌される成長ホルモンは細胞修復・代謝促進に関与し、美肌や疲労回復をサポートします。
「快眠=美容・健康の土台」という考えは、美容師・理容師にとってもヘッドスパの価値を高める重要な視点です。
さらに、ヘッドスパに整体的な要素を取り入れることで、頭部だけでなく全身の循環改善が可能になります。
頭蓋リリースや首まわりの筋膜調整を組み合わせることで、呼吸や血流が整い、グリンパティックシステムの働きをより深くサポートできます。
実際に、「ヘッドスパを受けたら便通が良くなった」「眠りが深くなった」というお客様の声は少なくありません。
これは、“脳・腸・自律神経”が密接に関係している証拠でもあります。
ヘッドスパは、リラクゼーションにとどまらず、脳・腸・ホルモンを整える全身ケアとして進化しています。
美容師・理容師がこうした生理学的・解剖学的視点を理解して施術することで、お客様への説明力・信頼性が格段に高まります。
これからのヘッドスパは、「癒す」から「整える」へ。
グリンパティックシステムを意識した整体的アプローチは、美容院の新しい価値を生み出す鍵となるでしょう。
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この記事の執筆者
ヘッドスパ専門店atama代表
江口 征次
インスタグラム大阪会場
- ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
- Head Life(ヘッドライフ)代表
- 一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
- 株式会社ヘッドクリック 代表取締役
- 頭ほぐし専門店atama代表
- ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパおよびヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開講。
以来、日本全国はもちろん、海外からも多くの受講生が訪れる人気のヘッドスパ・ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
また、美容師であり店長の西口まき氏と共同で、日本初の「整体ヘッドスパ」を考案し、国内外の美容師・理容師に指導を行っている。
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