火災リスクと安全対策|ヘッドスパ講座受講者に知ってほしいポイント
ヘッドスパ講座・資格スクール代表の江口です。
美容室や理容室で行うヘッドスパでも、アロマオイルを使用した施術が増えています。
香りによる癒し効果やリラクゼーションを高める一方で、オイルの扱い方を誤ると火災につながる危険があることをご存じでしょうか。
東京消防庁やNITE(製品評価技術基盤機構)によると、アロマオイルやマッサージオイルが染み込んだタオルを洗濯・乾燥後に重ねて放置し、酸化熱によって自然発火した事例が全国で報告されています。
乾燥機で高温状態になった油分が空気と反応して酸化し、放熱できないまま内部に熱がこもることが原因です。
ヘッドスパを提供する美容師・理容師の方も、安全なサロン運営のために以下の点を必ず押さえておきましょう。
火災を防ぐための3つの基本対策
乾燥機にかけない
オイルが残ったタオルは、乾燥機ではなく自然乾燥を基本にします。
洗濯前の前処理を徹底
使用後は、油汚れに強い洗剤を溶かした40℃前後のぬるま湯でしっかりもみ洗い。
その後、洗濯機で二度洗いするのが理想的です。
乾燥後は重ねず放熱を確保
乾燥後のタオルを積み重ねたり袋に詰めたりせず、風通しのよい場所で広げて保管します。
サロン全体で共有すべき安全マニュアル
・施術で使用するオイルの性質をスタッフ全員で理解する。
・洗濯や乾燥のルールを明文化し、誰が作業しても同じ手順になるようにする。
・定期的にタオルや備品の点検・交換を行う。
アロマヘッドスパは、心身を整える素晴らしい技術ですが、安全管理が欠けてしまえば大きな事故につながります。
「お客様を癒やす技術」と同じくらい、「お店を守る知識」も学びの一部です。
美容師・理容師としてヘッドスパを学ぶ皆さまへ
正しい知識を持つことが、安心と信頼のあるサロンづくりの第一歩です。
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この記事の執筆者
ヘッドスパ専門店atama代表
江口 征次
インスタグラム大阪会場
- ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
- Head Life(ヘッドライフ)代表
- 一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
- 株式会社ヘッドクリック 代表取締役
- 頭ほぐし専門店atama代表
- ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパおよびヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開講。
以来、日本全国はもちろん、海外からも多くの受講生が訪れる人気のヘッドスパ・ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
また、美容師であり店長の西口まき氏と共同で、日本初の「整体ヘッドスパ」を考案し、国内外の美容師・理容師に指導を行っている。
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