【更新】光老化と頭皮が受ける紫外線ダメージ

ヘッドスパ専門店atamaの西口です。ようやく梅雨が明けましたが、紫外線が気になる季節になりました。
お肌のシミの防止にUVクリームが手放せないですね。UV対策をしないと紫外線はわずか数分間浴びても肌の奥にまで入り込み細胞を傷つけます。
その紫外線によるのダメージのことを「光老化」といいます。頭皮や髪は、顔に比べて2倍~3倍も紫外線を浴びやすいといわれています。
具体的にどのように影響を及ぼすかを紹介したいと思います。

老化の進行が早まる

健康な頭皮は、青白い状態がよいといわれています。その頭皮が日焼けをして赤くなったり、茶色っぽくなってしまうだけでも見た目でも健康とは言い難くなります。そして、困ったことに見た目だけでなく、頭皮の内部にまで影響を及ぼします。毛母細胞が日々、紫外線ダメージを受け続けると、髪を正常につくることが出来なくなり、抜け毛や薄毛の原因となります。色素細胞(メラノサイト)の働きが悪くなると、髪を黒くできなくなり白髪が出てくることもあります。紫外線の影響で、頭皮が硬くなり柔軟性がなくることで血行不良になります。それにより、脱毛の原因にも繋がります。

皮脂

皮脂ときくとベタつきやテカリ・ニキビなどの原因となるため不必要と思われがちですが、皮脂も私たちにとって大切な役割があります。

潤いを与える
皮脂は、毛穴ひとつひとつにある皮脂腺から分泌されます。頭皮や髪が皮脂膜で覆われることで潤いを保つ事ができます。皮脂がない状態では、頭皮も乾燥しダメージを受けやすくなります。そして、髪はパサパサでまとまりがなく、艶もありません。

外気から守る(保護する)
皮脂膜で覆われていない頭皮は、ダイレクトに外気にさらされてしまいます。紫外線ダメージ・細菌の侵入を防ぎます。

過酸化脂質

過酸化脂質は、中性脂肪(コレステロール)と活性酸素が合わさることによりできます。
夏は皮脂の分泌量が増え、紫外線を浴びることで酸化し過酸化脂質に変わります。過酸化脂質は、かゆみ・炎症、臭いの原因にもなります。皮脂だけでなく、整髪料(スタイリング剤)が頭皮に残っていると、それが酸化し過酸化脂質に変わることもあるので、整髪料の付けすぎ、洗い残しには気をつけたいですね。整髪料をたくさん使用している時は、シャンプーも泡立ちにくくなります。シャンプー剤をつける前にしっかりとお湯で濯ぐことが大切です。その後にシャンプー剤をつけて泡立てます。この場合でも、泡立ちが足りない場合は、一度シャンプー剤をお湯で流して再度シャンプー剤をつけて洗います。2回目のシャンプー剤の使用量は、1回目より少なめでも泡立ちやすくなります。シャンプー剤をたくさん使うことで頭皮や髪に残りやすくなります。シャンプー剤の使用量にも注意が必要です。濯ぎの際は、しっかりと時間をかけましょう。頭皮全体、髪、生え際も忘れずに流してください。シャンプーだけではなく、リンス・コンディショナー・トリートメントもしっかり流すことが大切です。

しかし・・・

洗いすぎにも注意する必要があります。洗浄力の強いシャンプーを毎日使い続けている場合などは、逆に皮脂を過剰に分泌してしまうこともあります。頭皮の角質層は、他の肌に比べて水分量が少ない為、乾燥しやすいとも言われています。シャンプー後は、しっかり頭皮用化粧水などで保湿することも大切です。

日中、紫外線を浴びた頭皮は敏感になっています。熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯でやさしく洗いましょう。

過酸化脂質を抑える栄養素

ビタミンE

ゴマやナッツ類などに含まれています。

・酸化防止
・毛母細胞へスムーズに血液を送る。

 

以上のように、頭皮や髪も紫外線の影響を強く受けているので帽子をかぶるなどの対策が必要ですね。
つばの大きなUVカットの帽子をかぶればお顔の日よけにもなるのでオススメです。

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